肩鎖関節脱臼が再発しないようにインナーマッスルを鍛える

ラグビー・レスリング・柔道など体と体のコンタクトが強い競技で多くみられるケガのひとつが肩鎖関節脱臼です。
自分と相手が接触する時や肩を直接地面に打ち付けた時など、強い衝撃が肩に加わることで肩鎖関節が正常の位置から逸脱してしまうものです。
肩鎖関節は肩鎖靭帯で繋がれていて肩を上げる時に大切な役割をするもので、肩鎖関節から胸鎖関節を繋ぐ鎖骨と肩甲骨で構成さているのです。
先のような原因で脱臼が生じると鎖骨が上方にずれるため、鎖骨と肩甲骨を繋ぐ靭帯鳥口鎖骨靭帯が断裂して肩を動かすことができなくなり腕が上がりません。
また、外見は一目で分かりますが明らかに鎖骨が左右対称では無くなります。

肩鎖関節のずれた程度と方向で大きく捻挫・亜脱臼・脱臼の3つに分類されています。
捻挫は肩鎖靭帯の部分的な断裂で、鳥口鎖骨靭帯・三角筋・僧帽筋などは正常ですし、ちょっと押されると痛いという状態です。
亜脱臼は肩鎖靭帯が断裂して鳥口鎖骨靭帯も部分的に断裂している状態ですが三角筋・僧帽筋は正常です。
鎖骨の端が1~20㎝上にずれていて普通に痛いですし、肩が途中まで挙がりますが痛みが強まるので力が抜けてしまいます。
脱臼は肩鎖靭帯・鳥口鎖骨靭帯共に断裂していて、三角筋・僧帽筋も鎖骨の端から完全に離れている状態で、鎖骨の端がボコッと上にずれています。
失神レベルの痛みがありますし、肩の力が抜けて動かせませんし体を前のめりにしなければ歩けない状態です。
また、時間が経過すると共に腕の方に青っぽい皮下出血が現れますし、痛めた部分は少し赤く腫れあがります。

肩関節脱臼には前方脱臼・後方脱臼・下方脱臼といった種類があって、約90%が前方脱臼と言われています。
肩関節は肩甲骨の関節窩に上腕骨頭がぴったりと嵌まって、様々な靭帯や筋肉で支えられているので、そこが直接衝突されて肩が外れるので前方脱臼が多いのです。
ちなみに、前方脱臼は骨頭が前に移動し腕が垂れ下がる感じになるので、患側の反対側の手で脱臼した手を支えなくてならないです。

肩関節脱臼の治療方法ですが、ひとつは外れた骨頭を戻すことで、その際に軟部組織を痛めやすいので脱力させて肩・腕の緊張が抜けた瞬間にはめ込みます。
少しでも力が入っていると元に戻らないので注意が必要です。
また、うつぶせで両手に重りを持たせてだらりとさせていると、しばらくして勝手に元に戻るのを待つという方法もあります。
テーピングや包帯で固定するのは状況によりますが、ガチガチに固定するよりもやや緩めて固定をするのがベストです。
それから外れた拍子に痛めて弱った靭帯・筋肉は伸びている状態なので、インナーマッスルを鍛え筋肉で収縮させ固定力を上げることで癖にならない様にします。
きっちりインナーマッスルを鍛えて安定を図ることで、二度と外れない様に強靭な肩周りを作ることも治療として大事なことです。
ちなみに元大横綱千代の富士は脱臼クセに悩んでいたひとりで、筋骨隆々に鍛え上げることで脱臼クセを克服しました。
千代の富士ほど鍛える必要はありませんが、再発しないようにインナーマッスルを鍛えることは必要です。

佐野市 肩関節脱臼の治療方法なら、「Dr.style」にお任せください。

投稿日: 2018年4月30日 | カテゴリー: 未分類 |